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3DCGソフトウェアの選択に関して

自分は、もう10年程前にLightwave3D6.0を使い始める所からスタートし、

その後、Modo101がリリースされた時から、コレだ!っと思って即購入しました。

他、仕事では3DStudioMAXを5年ほど、Mayaを1年半ほど使用経験があります。

 

仕事でも、テレビアニメを中心に、元請会社でCGを制作する所から始まり、

フリーランスで働く事もあれば、下請け会社で働く事もあり、

一応、100人以上の人が関わる大規模な仕事も経験があります。

 

そうした経験をした上で、各ソフトウェアにどんな違いがあるのか、

そして、何故、modoを選んだのか、

購入を検討している人の参考になるよう、

好き嫌いは置いておき、出来るだけ客観的に書いておこうかと思います。

 

正直に言ってしまうと、どのソフトも一長一短ありますが、普通に作業に使うだけなら、どれも大差は無いと感じています。

一昔前ならともかく、現在は、どのソフトも非常に優秀で、

安いから悪いとは限らないし、高いからと言って必ずしも他では出来ない表現が出来るなんて事も、そう多くは無いと思っています。

 

では、何処にソフトウェアの差があるかと言うと、どう言う環境で使われる事を想定した設計思想なのか、と言う部分が大きいと思います。

それを踏まえた上で読んで頂ければ幸いです。

Lightwave

良い意味でも悪い意味でも、気合と根性のソフトです。

モデラーとレイアウトが分かれている分、各機能はシンプルにまとまっています。

他と比較して不便な部分が多いのは否定出来ませんが、根性を出せば何をするにしても十分な表現力を持っています。

何かを作る際、変な段取りを踏まずに使う事が出来る、即効性のあるソフトなので、簡単な作業をするのなら一番向きます。

10万円ちょいで買えるので、費用対効果は今でも十分に良いソフトだと思っています。

数人規模の仕事やフリーランスでは、今でも使ってる人は地味に結構見かけます。

ただ、各個人の力量に依存した使われ方をしていますから、大規模な仕事で使うのは、クオリティラインを合わせるのが難しいと言う理由で、まず現実的では無いかと思います。

 

自分個人としては、Lightwave9.6で、もう良いやっとバージョンアップを止めましたが、

11.5になってから、大分良くなったのと、TurbulenceFDがディーストームから購入できるようになったので、

ちょっとした作業や、現在のModoじゃ出来ないエフェクト類の作業は、Lightwaveで作業をすると言うように使い分けています。

 

3DStudioMAX

良い意味でも悪い意味でも、プラグインありきなソフトです。

勿論、標準でも十分な機能を揃えていますが、

afterburnなりFumeなりが無いと、エフェクト類を作るのが難しいので、統合ソフトとしては、そこがネックだなあっと思っています。

逆に言うと、プラグインでドーピングしまくれば、機能的には間違いなく一番高くなります。

他のソフトと比較すると、プラグインを使う事によって、人とクオリティラインを合わせる事が、簡単に出来るのが一番大きいメリットと言えます。

なので、10人位の規模で、それでキャパが足りなくなったら外注やフリーランスの人に発注すると言うようなワークフローを作りやすいです。

人件費よりも、ソフトとプラグインを導入する方が安上がりだよなあっと言う考え方なら、最高のソフトだと思います。

 

ちなみに、以前は所有していましたが、サブスクリプション代が値上げしてから、ムカついたからバージョンアップは切りました。

プラグインを含めてしまうと、会社で買うのならともかく、個人で所有するのには、ちょっと厳しいかなっと言う感じです。

テレビアニメの仕事だと、Pencil+の定評が高く、それが理由で使われている部分も大きく、これがあるからMAXを使っていると言う人が多い位です。

映像系だと、Vrayの存在が大きいようですね。(使った事がないので、これに関しては良く分かりません)

 

MAYA

良くも悪くも、カスタマイズする事前提のソフトかと思います。

他のソフトと比較して、全体的に自由度が非常に高く、MEL等のスクリプトの類も含めれば、使い込んだ時のポテンシャルは、他のソフトを大きく上回ると感じます。

それぞれの機能を扱うのも、専門的な知識を要求される事が少なくなく、ある程度、エンジニア的なスキルを持っているか、そう言う人が近くに居ないとポテンシャルは出せないです。

デフォルトのままだと、他のソフトだったら簡単に出来る事も難しかったりする部分もあり、正直、Lightwaveに毛が生えた程度か、物によってはそれよりも効率が悪いかもと言うのが私見です。

ガチでインハウスツールでカスタマイズしまくったmayaなら、100万円出しても欲しい!っと思ったりもした事もありますが、

残念な事に、そうしたツールの多くは社外秘なので、個人で使う事は出来ません。

各会社のワークフローに合わせてカスタマイズしやすいのが最高のメリットなのですが、逆に個人で持つ意味は一番少ないソフトかと思います。

 

ちなみに、MAXのサブスクリプションを切った時に、逆にサブスクリプションの値段が落ちてきたMAYAを買おうかとも思いましたが、

インハウスツールでガチガチにドーピングされたMAYAを使った後だと、使う気がしなくなったので止めました。

 

そして、本題のModoに関して言ってしまうと、

正直に言うと、統合ソフトとして使える性能になったのが、つい最近だと言う事もあって、まだ何ともは言えません。

まだ不安定な部分が多々あるので、仕事で使うのはお世辞にも大丈夫とは言えないとも思っています。

ただ、使い込んで分かって来た事は、Lightwaveライクなインターフェイスをしていますが、その本質的な仕様の部分は、

どちらかと言えば、LightwaveとMAYAの中間みたい感じかなっと思います。

フリーランスや小規模なワークフローでも、大規模なワークフローでも、両方に対応できる設計になっていて、

大分、色々な人や会社の意見を取り入れているのではないかな?っと言う部分が随所に見つかります。

最終的には、作りこんだライブラリーを、纏める為のプラットフォームみたいな感じになるのを意識しているのかな?と言う所です。

 

そして、ソフトの機能や設計思想は別にして、

Luxologyのライセンスポリシーが気に入っていると言う部分も大きいです。

何よりも、使うユーザーの気持ちを考えているなあっと思ったので。

シンプルなソフトウェアライセンスで、自宅と会社のPCの両方で使う事が出来ますから、

職場に自分のライセンスを入れてモデリングをしている事が多いです。(セキュリティが厳しい会社だと、怒られるんだけど・・・)

モデリングであれば、ツールは殆ど問われませんので、そう言う使い方をしている人は、自分を含めて結構多いです。

最初のモデラーだけの状態で10万は、流石に普通の人には高いよなあっと思っていましたが、

今は、色々と出来る事が多くなって居るので、結果的に安くて費用対効果の高いソフトになっています。

機能が付いて値段が上がるのは、まあ良いかなあっと思っていますが、今のソフトウェアライセンスに関しては、止めないで欲しいですね。

 

何処とは言いませんが、変にハードウェアにロックされてしまうソフトウェアライセンスだと、使わせてやってるんだからありがたく思え!みたいな感じが強くて

高い金を出しているのに所有感が無いんですよね。

そこに更にプラグインを追加したりすると、余計に面倒でイライラしてきます。

更に、バージョンアップの縛りがキツかったりすると、何でみんなは、こんなソフトを使い続けてるんだろ?っと思ったりもします。

最初に書いたように、機能的な事だけを言うのなら、別にどのソフトでも良いやっと思っています。

このソフトを選択すると言うよりは、ワークフローに合わせてソフトを選択するのが一番重要ですよ。

っと、話を閉め様と思ったけど、ちょっと愚痴が出ちゃいました。

駄文失礼。

 

興味を持つ人が多ければ、

その内、各ソフトの細かな機能差に関しても書いてみようかと思います

 

そんな訳で、長文失礼

  1. Yoshikai より:

    自分とまったく同じ時期に同じ事を考えていた人に初めて出会った気がするwww
    102の頃はモデリングだけで、とてもシンプルでしたが、UIがすごく気に入っていてモデリングは、modo一色になりましたねー。懐かしいなぁー。その後静止画媒体は、201を使ってレンダリングするようになって、301では、無理矢理アニメーションを使って(mdd)テレビのオープニング作ったりと無茶してますが(笑)当時から質感も素晴らしく、気に入ってましたね。確か当初の予定では、2006年位にフルパッケージで出るみたいに聞いていたので、みんな使うようになると思っていたのですが(笑)
    これからもっと、使う人が増えてくれると嬉しいなぁ。

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